世界をカエル
理想の地域へ
SDGs[エスディージーズ]とは、Sustainable Development Goalsの略で、「持続可能的な開発目標」と言います。SDGsは、2015年に国連サミットで採択された、世界が抱える課題を各国で協力して解決するための目標であり、国連に加盟している193か国が2016年から2030年の15年間で達成することを目標にしています。
山本建築工房は、住まいを建てる=人の衣食住の中心になる場所をツクル仕事をしています。世界が抱えるたくさんの問題と私たちの衣食住は深い関係にあり、その中でも住宅を建てる会社には大きな社会的責任があると考えています。
人の命をマモルこと、家族の資産をツクルこと、地域の豊かさをツナグことを考えていく中で、私たちのような地方の小さな会社でも、前向きに世界の問題に取り組めば、何か貢献できるのではないかと考えたのです。そして、それがいずれ地域をもっと良くすることにつながることも考えているのです。
日本のみならず、世界中での死者数の多くが健康を損なうことがその要因となっています。記す家では、その中でも特に住空間における健康被害についての解決を図るために、「室内温度」の均一化に取り組んでいます。ヒートショックという言葉をご存知でしょうか?寒暖差により、心疾患・脳疾患を引き起こし、最悪の場合、死に至る症状のことです。実は、日本でのヒートショックによる死者数は、交通事故死者数を上回り、約19,000人と4倍ほどの死者を出しています。だからこそ、こう気密高断熱住宅を地域や日本に普及させることで、少しでもその危険性を取り除き、誰もが健康に住まうことができる環境を作っていきます。
日本は義務教育制度があり、生まれてくる子供たちは基本的に平等に学ぶ機会が与えられています。けれど、初めてのことばかりに直面する子育てにおいて、親のための学びの場はそう多くはありません。だからこそ私たちは、定期的に田辺を中心とした紀南地域の子育て世代へ向けた、「子育てセミナー」を開催しています。親も子も学ぶ場が平等に与えられ、子供たちが育つ環境をより良くなっていけば、有望な人材が地域で育ち、より地域を豊かにすること、そして日本や世界を豊かにつながるのではないでしょうか。子育てセミナーは、各地域でたくさんの子育て世代と向き合ってきている「北沢公博先生」です。世界平和は家庭から。そんな想いを持った先生と家づくり&子育てを考えてみませんか?
子育てセミナーの様子
講師 : 北沢 公博 先生
男性だからこう、女性だからこうという考え方は基本的人権を無視した考えです。女性が活躍できる場所という考えではなく、どんな人でも平等に接し、その人の能力を活かすための環境を用意すること、そしてその人のできることから業務の柔軟性を育んでいくことを大切にしています。もうすでに働き手の減少は始まっています。地域を守る住まいを建て続けるためにも、男性であれ、女性であれ、自分を活かせる環境をいかに用意できるかを考え、取り組み続けています。
山本建築工房では、建材大手メーカーであるLIXILの取り組みに、建材を使用することで貢献をしています。その取り組みとは、LIXILのCR戦略の注力課題の1つ「グローバルな衛星課題の解決」を目的とした「みんなにトイレをプロジェクト」です。この取り組みは、2017年から始まり、一体型シャワートイレの売り上げの一部が、「Make a Splash! みんなにトイレを」※を通じ、安全で衛星的なトイレの設置や衛生教育などに使われています。過去の取り組みで、既に40万台の寄付を行い、200万人の衛生環境を改善していきます。私たちはこの取り組みに賛同し、少しでも多くの人がより健康的に住まえるように貢献していきます。
※LIXILは2018年世界の衛星課題の解決に向けた活動をさらにスケールアップするべく、ユニセフとグローバルパートナーシップを締結しました。
地球温暖化の危険性が大きく取り上げられ、世界各国でCO2排出削減などの取り組みが多く取り行われている今、住宅を建てる私たちに何ができるでしょうか?それは、家を建てるみなさんが、何も考えずとも、それらに貢献することができるような社会にすること。私たち山本建築工房は、CO2の排出に大きく影響を与える住産業に身を置いているものとして、ゼロエネルギーハウス(ZEH住宅)や太陽光の活用、蓄電池の普及などで、よりクリーンなエネルギーを地域に広め、それらに貢献したいと考えています。実際に、過去の実績からしても、当社はZEH住宅や住宅性能表示制度(BELS)にいおいて、全ての住宅でその基準をクリアしています。
!! 17年度より3年間の100%ZEH住宅の目標達成継続中 !!
働き手に対する取り組みを多く実践している当社では、その主たるものとして、女性でも働きやすい環境づくりと、現場で無理のない働き方をすることで、事故や災害を減らすことに取り組んでいます。また、自社や他社での研修を通して、社員であれ、パートタイマーであれ、同じ内容を学び、そして実務においても様々な体験をしていただきます。健康的に働くことができ、家族の想いを叶える仕事だからこそ、誰よりも家族を大事にできる社員でいてほしいという想いからそういった取り組みを実施し、様々な仕事において自発的、またより効率的な生産をできるようなより良い環境づくりを目指しています。その代表的な取り組みとして以下のものが挙げられます。
南海トラフ大地震が発生する可能性は90%とも言われています。大きな被害が見込まれるこの紀南地域において、安全で災害に強い街や人々の住む場所づくりということはとても重要なことになります。私たちが建てる家は、災害があっても住み続けることができる長寿命な家です。全棟で耐震等級は3を取得し、それだけでなく、長期優良住宅という長く家を持たせるための条件も全棟でクリアしています。また、その中でより健康的に住まえることや、アレルギーやシックハウス、ヒートショックなどを起こさないためにも、自然素材や最新の技術で生み出されたものを取り入れて、より良くしていくことをお約束します。また、それらを建材メーカーに意見のフィードバックをすることで、産業革新にも貢献してまいります。
私たちが商いとしている住宅建築とは、とても社会的責任が大きなものだと私たちは考えています。中でも質の均一化や、ゴミの排出については、当社の社員だけではなく、数十社と関わる関係業社の皆さんとも協力して、課題を解決していく必要があります。そのために、当社ではその関係業社の方々を「チーム」と呼び、年に3回のチーム会議(業者会)を開催しています。そこでは、最新の建築知識や、今後の会社としての方向性に学ぶだけでなく、現場でのクリーン活動など、みんなで取り組むべき内容について、情報と意見を交換し合っています。
気候変動に大きな影響を与えるCO2、それは家庭からも多く排出されています。まず、エネルギーはどのようにして生まれるか?エネルギー=電力を生むためには原子力や火力、風力や水力などがあり、日本のエネルギーの多くは火力に頼っています。これではたくさんのCO2を排出してしまいます。そこで、家庭のエネルギー消費をどうすれば抑えられるか?それは住宅の高性能化に答えがあります。高気密高断熱化を進めることや、太陽光発電を取り入れることで、そういった問題を考えることなく、貢献をしているという新しいクリーンな生活を生むことができるのです。また、実際にどれぐらいあなたの家の太陽光が環境貢献しているかをシミュレーションして、お客様に日々実感をしていただいています。
太陽光発電システム導入後の二酸化炭素の削減量は約 7,131kg-CO2/年
地域の工務店は、昔から地域を支える大きな役割を果たしてきました。しかし、地域に根ざすことでの弊害もあります。横のつながりが少なく、地方にはなかなか最新の情報が入ってこないなどの問題です。そういったことを全国の地域工務店のネットワークと協力し、学びあい、助け合うことで、より地域の工務店が地域や社会に貢献できるような体制を進めていくことも、当社では実施しています。住を聖職とするものとして、より良いものを社会に還元し続けます。
©Yamamoto Kenchiku Koubou.Co.,Ltd